パン屋開業と経営

パン屋開業は簡単、経営は大変

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開業前の取り組みが勝負を分ける!

      2015/08/27

会社員の男性が専門性を活かして独立する場合、既に固定客がついているケースが多いです。
仕事をくれる固定客や人脈があって食べていける目処があるから独立するパターンですね。
また、そういった方や独立志向の方は人脈を作ることに熱心です。

会社員時代とは違い、いざ独立したらお給料の保障はありません。
失敗できません。家族を養っているならなおさらです。

失敗するリスクを少しでも減らすために見込み客を事前に増やそうと必死に努力するのです。

お金も人脈もない人が独立して大成功するサクセスストーリーなんてギャンブルのようなもので、そうそうあるものではないのです。

この話をパン屋さんの開業に置き換えてみます。

パン屋さんは地域密着型商売です。
知り合いの少ない土地で、固定客もいない無名の人が開業するよりも、
よく知った土地で知り合いも多く、固定客もいて、しかも名前が売れている人が開業する方が有利なのは火を見るより明らかです。

男性がパン屋さんを開業される場合、業界内の人脈はあったとしても、地域の主婦とのつながりは少ないでしょうし、地域の固定客などまずいないのではないでしょうか。

反対に女性、特に主婦の方がパン屋さんを開業される場合、業界内の人脈はなくても、地域の主婦とのつながりは多いでしょうし、個人的に注文を受けていた人、つまり固定客がいる場合もあるでしょう。

つまり、女性が地元でパン屋さんを開業される場合は、女性だからこそ得られるアドバンテージがあるのです。
そこにパン職人としての経験、技術があるなら成功する確率は非常に高いです。

反対に男性が地元でパン屋さんを開業される場合は奥様の協力が不可欠です。奥様が広告塔になることでビハインドを克服することができます。

開業前にいかにして人脈・固定客を作り名前を売るか。
それが勝敗を分けるといっても過言ではありません。

しかし・・・
「そうはいっても私には人脈も固定客もないし全くの無名。一体どうすれば・・・?」
という方が実際には多いのではないでしょうか。

このブログでは、私の妻が実際に実践した方法を紹介していきます。
前置きが長くてすみませんが、もう少しお付き合いを。

 - パン屋開業, 集客