パン屋の夏の売上
パン屋にとって夏の経営は大変です。
繁忙期の春と比べると売上は半分とはいかないまでも3/2くらいまで落ち込みます。
原価は売上に比例するので売上が低ければ仕入れ代金の支払いも少なくて済みますが、
固定費(人件費や家賃)は売上とは関係なく毎月同じ金額が発生するので夏は利益が激減します。
エアコンもフル稼働しますので、光熱費は春や秋と比べ倍近くかかります。
いっそ、できることなら夏場は1か月くらい休みたいです。。。
なかなかそうもいかないんですけどね(お客様と従業員がいるので)
そこで、パン屋は夏の対策を必死で考えるわけです。
・夏っぽい季節商品をどんどん投入したり
・人気商品を冷やして販売したり
・かき氷やアイスクリームを販売したり
・単価の高い洋菓子を投入したり
・営業時間を伸ばしたり
・催事に出店したり
・パート、アルバイトの人数を減らしたり
・パン教室を開いたり
要は売上を増やすか経費を削減しようとするわけです。
しかし、働いて働いて切り詰めるというしんどい施策でもあります。
経営に余裕がないと、いつか体を壊すかもしれません。
体を壊すと結局1か月くらい休んでしまうかもしれませんよ。
なので
1か月くらい休んでも困らないくらいの経営をしたいものです。
そのためには、夏は仕方ないと割り切り規模を縮小する(売上も減るが支出も減らす)、その代り春・秋・冬にしっかりキャッシュを貯めることができるような日々の経営を考える方がよいでしょう。