パン屋開業と経営

パン屋開業は簡単、経営は大変

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路面店は雨に弱い

   

停滞している秋雨前線の影響で、ここ大阪は最近ずっと雨です。昨年もこの時期は同じような感じでした。
気温が下がるのは嬉しいですが、こういう雨続きだと路面店の営業は厳しいですね。

駅ナカだと天気の影響はあまり受けないと思いますが、路面店は雨が降ると客足が遠のきます。
窓の外を見ながら「あーあ、今日は駄目だな」と恨めしくなります。
駐車場がない場合は客足がさらに減るでしょう。

天候に左右される商売は辛いものがありますが、路面店の経営者は天気予報に敏感になります。
前日から明日の天気を確認して仕込み量を調整したりするのです。

さて、パン屋を経営する上で日々の売上は最低でもこれだけ必要という目安があります。

月々の材料費、人件費、光熱費、家賃、返済額、その他経費を営業日数で割ったものが最低限の売上ラインですね。
これを下回れば赤字です。

雨だから下回っても仕方ないとは言っても、1か月間ずっと雨だったらどうします?
仕方ないでは済まされないですよね。

1か月間ずっと雨だったとしても利益が出るようにしないとお店が潰れてしまいます。

そのためには、雨の日でも必要売上を確保できるだけの固定客を得ておく必要があります。
今日は雨だから客数がいつもの2/3だったとしても必要売上に届く、それくらいの客数(母数)が必要なのです。
もしくはカフェやレストラン、通販などの販路を確保しておくかですね。

(雨の日キャンペーンなどを行っているお店も多いですが、このブログでは値引きや価格競争をせずに経営することをテーマにしていますので、そういったキャンペーンは除外します)

つまり、ベースとなる晴れの日の客数をしっかり増やすために集客にもっと力を入れよう!ということです。

 - パン屋経営, 売上, 集客