パン屋開業と経営

パン屋開業は簡単、経営は大変

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Facebook広告で地域集客する

   

日々頑張ってチラシをポスティングしている経営者の方もいると思いますが、チラシ(フライヤー)代は結構高くつきますよね。
それに、どんな方が住んでいるか分からないお宅に無差別にポスティングするのはあまりにも効率が悪いです。
ポスティングしたお宅の人は果たしてパンに関心があるでしょうか?
パンに無関心な10,000軒の家に片っ端からポスティングしたところで集客は見込めません。
もうこれは広告費の無駄遣いです。

以前、誰に売るのか?という記事で商売にはペルソナ(架空のお客様像)の設定が大事だと説明しました。
ペルソナとはあなたのお店に来て欲しい人「こんな人に買ってほしい」というターゲットのことです。
そんなターゲットに当てはまる人にだけチラシを渡せたら効率的ですよね。

会員カードやメールマガジンなどの仕組みは効率的です。
店頭で会員を募り、会員になってくれた方に季節のお知らせやお得なニュースをメールで送る。
お店に関心のある方だけに的を絞った宣伝で、都度チラシを作る必要もないです。
ただし、お客様の個人情報やメールアドレスをいただく必要があるので、お客様によっては敬遠する人もいるでしょうし、お店にとっても個人情報をしっかりと管理しなければなりません。
スタンプカードと違い、会員制度は少しハードルが高いでしょうか。

他に効率的なものは?
私がオススメしたいのはFacebook広告です。

Facebookを商売で使う場合の最大の特徴は、驚くほど低価格で地域、属性を指定した広告を打てることです。
この広告、パン屋に限らず飲食店を経営する上でかなり使えます。

話の前提として、
・お店のFacebookを作る(Facebookページといいます)
・コツコツ投稿してFacebookページに”いいね”を集める(ファンを集める)
必要がありますが、そこは省略して広告の話をします。

Facebook広告は、お店のFacebookページを宣伝することもできますし、Facebookページに投稿した記事を宣伝することもできます。
そして最大の特徴である、広告の配信先を細かく指定ができるようになっています。

Facebookをお使いの人ならご存知だと思いますがFacebookは実名制で性別や年齢、誕生日、住んでいる町、関心事などを登録しますよね。(登録しない人もいるとは思いますが)
つまりFacebookは利用者の地域、属性情報を持っているんですね。
ということは「東京都内の30代の女性」などと利用者を絞り込むことができるんです。

Facebookの広告設定画面では、まず広告の配信先として次の選択肢があります。
①このページについて「いいね!」と言っている人
②ページに「いいね!」した人とその友達
③ターゲットとして選択した人

①はお店のファンの人だけに広告を配信し、②はその友達にも配信し、③は次の画面でより細かく条件を指定(例えば世田谷区と目黒区の30代の女性、関心事はパンなどと設定)できます。

費用はなんと1人1円くらい。100円から利用できます。
これってスゴくないですか。

チラシを印刷してパンに無関心な10,000軒の家に片っ端からポスティングするのと、Facebookでターゲットを絞って1万円で1万人に広告配信するのでは、あまりにも効率が違います。

ポスティングを否定している訳ではありません。値引き券のついたチラシなどは集客効果があるでしょうし、チラシにはチラシの良さがありますが、このブログは値引きや価格競争をせずに経営することをテーマにしているので、単に広告として比較するとFacebookの方に軍配があがります。

ブログは地域を限定した発信はできませんが、ブログとFacebookの違いという記事で書いたように、ブログはストック型メディアなので価値やこだわり、店主の想いを発信する際の核にし、日々の地域集客はFacebook広告を活用するのが、ここ最近の鉄板かと思います。

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